fc2ブログ
27 2020

「 GOTO 読書 トラベル!」 ノ ススメ

先週までアメリカのミシガン州アッパー半島に行っておりました、サワらかです。
ただいま~!
寒かったよ~、アメリカ最北東のカナダ国境に接したところだもん。

いやいやいや!
ブログタイトルから薄々お気づきでしょうが「読書旅行」でございます。


本日、10月27日は「文字・活字文化の日」だそうです。
同時に読書週間(10/27から2週間)の始まる日でもあります。
そこで今日はわたしの最近の読書事情をご紹介します!

新型コロナウィルス感染拡大の影響で生活が一変した今年。
わたしの読書傾向にも変化が現れました。
ノンフィクション好きだったのですが、無性に小説が読みたくなりました。
それも、外国の!

なぜでしょ~?
自分でもよくわからないのですが、やはりコロナがらみで、なかなか外に出られない、ましてや旅行なんて!といった状況がココロに影響を及ぼしているらしく。
特段、旅好きでもなく、インドア派で出不精なわたしでも、「行くな!」となると、な~んかお外に出て遊びたい気分になっちゃう・・・・・・奇妙な心理よのう。

せめて気分だけでも旅の空、ということで、勝手に
「GOTO読書トラベルキャンペーン」実施中なのです!
35%オフにもならず、15%のクーポンも付かず、5000円の都民割もありませんけどね。


ミシガンのアッパー半島に旅したのはこちら↓


ジャンルとしては、アドベンチャーサスペンス?かな。
面白かったです!久しぶりに夢中で一気読みです。
アメリカンネイティブのワイルドライフを満喫しました。
映画化が計画されているようで、今から楽しみです♪


アッパー半島に行く前はフランスを旅していました。それも18世紀の。


ロンドンの蝋人形館で有名なマダムタッソーの伝記的小説です。
お世辞にも可愛いとは言えない貧しい小柄な女の子マリーが、ひょんな偶然で蝋人形細工の技を身に付け、人生を切り開いて行く冒険譚です。
実はわたし、蝋人形が大好きなんですよね。博物館とか資料館にいる働く蝋人形がスキ♪

フランスの片田舎から地方都市へ、そして花の都パリへ、さらにベルサイユ宮殿へ。
出世すごろく(古い!)またはおとぎ話のような展開もすべて実話というから驚きます。
といっても、彼女の居場所は常に華やかさとは無縁の薄暗く湿気がこもった日陰ワールド。
フランス革命がもたらす過酷な運命を力強く乗り越える姿に拍手を贈りたくなりました。
著者自ら描いたという挿絵もとても素敵です。刺しゅうしたい。

小柄な彼女の目線が捉えた動乱の描写が実に興味深い。
「なんか知らんけど最近、通りで若い衆が夜遅くまで集まって騒いでドンパチやってるわねー物騒よねー」それ、フランス革命ですから!
実際の庶民感覚はそんな風なのでしょうね。

絶対に無理だろうと思いますが、この作品、ぜひ映画化してほしいです。
監督はティム・バートンで!


昨日からは深海潜水艇に乗り込んで太平洋の深海におります。


いわずと知れた昭和の大ベストセラー小説が今年、角川文庫からぴかぴかの新刊として出ました。
初出は1973年です。ウチの親の本棚にもあったな~、カッパノベルスの上下巻が。
「阪神淡路大震災」予言の書としても話題になりましたね。

今夏、BSで放送された映画を見て、原作をもう一度読んでみようかと思いまして。
まだ上巻を読み始めたばかりなので潜水艇で沈んだり浮かんだりしてますが、これから阿鼻叫喚の大惨事になりますよ~。ガクガクぶるぶる。

『日本沈没』が一大ブームだった時代、ウチの母は「わたしは外国に避難しないで日本に残るわ」と言ってました。
まだ子供だったわたしは「やだよ、一緒に逃げようよ~」と必死に訴えたことをよく覚えています。
あれから〇〇年、もう充分に生きた今は当時の母と同じ気持ち。
ただのパニック小説としてではなく、日本人が祖国を失い難民になったときのアイデンティティの行方についても考えてみたいと思います。


日本が沈没した(?)後は17世紀のイングランドに行く予定。
「読書旅行」は続きます。


 ブログのランキングに参加しています 
  にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
関連記事

0 Comments

Leave a comment