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01 2018

第86回(2018)独立展に行ってきました

芸術の秋です!
招待券をいただいて現代アートの展覧会へ行ってきました。
独立美術協会主催の 第86回(2018)独立展 です!


もっぱら古美術好きのわたしですが、ちょうど先月、この本を読みまして  


 
『感性は感動しないー美術の見方、批評の作法』
椹木野衣(著)世界思想社 2018.07




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これまで「わかんないから」のひとことで敬遠しがちでしたが、現代アートへの興味がムクムク湧いてきました!
「苦手意識克服のチャ~ンス!どんとこい現代アート!」な気分。
ウキウキと会場の国立新美術館へ出掛けました~。


地下鉄「乃木坂」駅直結の入り口から館内へ。
直結、といっても地下でつながっているわけではないので、たどりつくまでけっこう時間がかかります
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とっても広い国立新美術館、同時に4つの展覧会が開催されていました。
独立展の会場は1階から3階まであり、展示総数700点という大ボリューム!
ペース配分に気を付けねば、最後まで観賞できないかも。
こころして入場です!

ちなみに場内は撮影自由でした。
そういう展覧会、最近、増えていますね。
気に入った作品と記念撮影なさるお客さんもいらっしゃいました。
嬉しくて、わたしもたくさん撮影してしまいました~。


1.お目当ての作品は早めに鑑賞する

これだけの展示数ですからね!
すべてを同じテンションで鑑賞するのは無理。
お目当ての作品はエネルギーがある最初のうちに観といた方がよろし、ということで。

半那裕子(はんなひろこ)
「The Cheshire-Cat is sitting near Alice」
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半那裕子さんが描かれる「不思議の国のアリス」の幻想的な世界が好きです。
いつもポストカードサイズの作品しか見ていないわたし、150号( 227.3cm×181.8cm)の大画面は迫力たっぷりで圧倒されました!
スモーキーで落ち着いた穏やかな色調の、静けさに満ちた画面に潜む緊張感。
一瞬で半那さんのワンダーランドに包み込まれ、歯の根が合わずガクガク、足元ブルブル。
こんな体験は実物を目の前にしてこそ!ですね。

樹下に広がる、まがまがしい影は・・・・・・。
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影に飲み込まれるかも!
思わず自分の足もとを見てしまいました。

半那さんが描くアリスの魅力は何と言ってもその目でしょう!
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どこか遠くを見ているような、焦点が合わないうつろな目。
なにも見ていないようでいて、すべてを見通しているような目。
この絵では特に右目の闇が深い!

半那さんの描くアリスはいつもこんな目をしています。
アリスの目に何が映っているのか。
想像するのは怖ろしくてたまらないけれど、語りかけずにはいられません。

あなたはどうしてそんな目をしているの?
寂しいの?悲しいの?泣きたいの?
あなたがいるところはファンタジックな楽しいワンダーランドなのに?

・・・・・・あなたのその目には何が映っているの?
もしかしたら。
あなたはこちらの世界を見ているのですか?
いま、わたしがあなたの世界をのぞき込んでいるように。

あなたの、その目は。
こちらの世界があまりに醜いからですか?
ならば、この世界に生きるわたしはどうしたらいいのですか?
答えがない問いかけを繰り返し、こころは揺さぶられ続けます。

それでもアリスに話しかけたあとは気持ちが洗われたようにすっと軽くなります。
わたしの代わりにアリスがこの世の罪を引き受けてくれたようで。
半那さんの描くアリス、わたしにはどこか仏像(仏画)や聖画に通じるように思えるのです。

勝手なこと言ってるけど、それ作者の意図と全然違うんじゃないの?
そうかもしれません。いえ、きっとそうでしょう。
でも、作者の手を離れたいま、この絵はわたしだけのもの。
つぎつぎと湧きあがる想像を誰も止められません。
ある程度、評価や解釈が定まっている古美術より、ずっと自由なところが現代アートのよいところ♪
現代アートって楽しいね。

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ポストカード買いました♪


2.額縁を鑑賞する

現代アート展は、そのまま現代額縁展示会でもあります。
額縁に注目して見てみよう!
いろんな額縁があるものですね~。
アクリル板かな?透明なのとか。
額縁にメッセージが隠されていたり。
額縁がないのも表現の一環なのかな?と思ったり。

わたしが一番面白いな!と思ったのはこちら。
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泳ぎ回る少年たちの絵の四方に金属の手すり!


3.鑑賞者を観賞する

平日のお昼前後という時間帯もあってか、客層は圧倒的にシニア層でした。
みなさん、お元気でなによりですわ。

1階は大作がゆったり展示されているのでお客さんも余裕のよっちゃん。
みなさん、和気あいあいで一点一点しっかり鑑賞されてます。
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2階からは展示密度が急に上がります。壁びっしり上下二段に。
口数少なく、四角い会場を丸くまわる方が増えてきたようで。
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3階はお客さん激減!立ちどまることなく歩いて通りすぎるだけの方、多数。
わたしも完全にグロッキー。でも3階にも素敵な作品がたくさんあったのでもったいなかった!

色使いがステキ!刺しゅうの参考になりそう~。
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若冲を思わせる細密画、ステキ!
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興福寺の無着世親像インスパイア系?
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もう、お腹が空いたって感想しかない(このとき13:10)。ごめんなさい~。
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4.美術館を鑑賞する

建物そのものがアートな国立新美術館、館内にもアートなスポットが満載!
ゆっくり見て回りたかったのですが、独立展だけで身も心もくたびれてしまい・・・・・・。
次回のお楽しみ、ってことで。

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館内のレストランにも入ってみたかったのですが、どこも激混み!
売店のお弁当やサンドイッチのショーケースはからっぽ!
平日なのに!?
仕方ないので渋谷まで出て遅いランチにしましたとさ。


そんなわけで、現代アートに親しんだ、優雅な秋の一日でした!






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