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13 2018

とっても詳しい刺しゅうの教科書!西須久子『刺繍教室』

またまた、刺しゅうのよい教科書を見つけました~♪




たいていの刺しゅう本は図案に「ここはロング&ショートステッチで」などと、そっけなく示してあるだけ。
どこから刺し始めて、どういう順で進めばいいの?
糸の方向はどうしたらいい?
わからないことだらけです。
結局、本だけじゃダメよね、と諦めざるを得ないということにー。


この本には写し取る図案とは別に、詳細な刺し方図イラストが載っています!
すべての図案に細か~い線で一本一本の糸の方向が描いてあるのです。
レイジーデイジーステッチやバックステッチは、そのカタチのまま載っていますし。
見開きの、左ページに刺しゅう画像、右に刺し方図と刺し方のコツ、という、一目でわかる、とても見やすい構成になっています。


刺し方のコツには「こんなことまで教えてくれるの!」と驚くようなとっておきなものも。
「カーブにすき間ができた場合の隠し針(!)の入れ方」と、「小さな円の刺し方」は今後とっても役立ちそうです。
隠し針って、なんだか職人っぽくてステキ♪


忘れちゃならない、この本、DMC25番刺しゅう糸の全色見本帳が巻末に付いているのも魅惑的です。


一方で、初心者さんに必要な、道具の使い方の基本、図案の写し方、糸の始末の仕方、等は簡単に触れているだけ。
こちらは以前にご紹介した安田由美子さんの 『刺しゅうの基礎』 の方が断然、詳しいです。


 これはわかりやすい!安田由美子『刺しゅうの基礎』 (2018.01.22)


はじめてでもきれいに刺せる 『刺しゅうの基礎』
安田由美子(著) 日本文芸社 2017.12




初心者さんから使えるのが 『刺しゅうの基礎』 で、中級者さんからが『刺繍教室』になるかな?と感じました。


従来のものとはひと味違う、進化した刺しゅう本がいろいろ出てきて嬉しい限り。
お教室で習う時間や余裕がなくとも、ヤル気があれば本だけできれいな刺しゅう作品が作れるかも!







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