フィギュアスケート 2017グランプリシリーズ前半戦観戦記
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平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックまで、あと3か月ちょっと。
すでにフィギュアスケートのオリンピックシーズンは始まっています。
グランプリシリーズの前半戦が終わりましたので、ここまでの観戦記をアップしておきます。
すでに2回出場した選手については直近の出場大会の方に書きますね。
第1戦 ロシア大会
* 女子シングル
優勝 エフゲーニャ・メドベージェワ (ロシア)
メドベさんの圧倒的勝利。もう、別格扱いですね・・・・・・。
まったく乱れなし。ほとんどのジャンプで手を上げる余裕っぷり。強い!
体形変化もまだきてませんね(待ってるわけじゃないのよ)
もう、これだけ安定しているのだから、新しいジャンプに挑戦してみたらどうなのかな?
2位 カロリーナ・コストナー (イタリア)
大会に出てくれてお姿を拝見できるだけで嬉しい!なんてと思っていたら、演技も素晴らしかった!
難しいジャンプはありませんが、こんなに仕上げてきてるなんてビックリです。
スーパーカーの滑りは健在でした。
5位 坂本花織 (ジャパン)
フリーで少しミスがありましたが堂々のシニアグランプリデビューだったのではないでしょうか。
笑顔がかわいらしい♡
わたしも目細系日本人なので、勝手に親近感♪(失礼~!)
* 男子シングル
優勝 ネイサン・チェン (USA)
ショートプログラム、クールでカッコイイ!
わたしが勝手に選ぶ今シーズンの男子シングルベストショートプログラムに認定です。
解説のよりによって織田さんが指摘したことで話題になった(?)、フリー最後の2トゥループ飛び過ぎ問題は、飛んでなければ同じジャンプの繰り返し違反の方にひっかかっていました。
得点としてはさらに減点されていたので、あえてザヤって正解だったのでした。
わかってやってたんなら、ねーさんくん・・・・・・恐ろしい子!賢すぎる!
2位 羽生結弦 (ジャパン)
ぽろぽろミスがあって僅差で優勝は逃しました。
でも、フリーの4ルッツ成功は大収穫でしたね。
シーズン前は「もう新しい4回転はやらない、完成度を高める」みたいなことを言ってらしたような気がするんですが。
(⇒『スポニチANNEX 2017.04.22』)
それを聞いて「よしよし♪それがいいよ」とわたしも納得だったのですが、フタを開けてみれば、
結局やっとうやないか!
THE負けず嫌い。常に挑戦者。それが、ゆづ選手なのですね。
4位 ミーシャ・ジー (ウズベキスタン)
昨シーズンでの引退を噂されてましたが、現役を続けてくれてます!
ありがとう、ミーシャ。
パーソナルベスト更新の美しい、素晴らしい演技でした!
8位 デニス・ヴァシリエフス (ラトビア)
ランビエールさまが拝見できて喜びひとしおでございます。
プログラムに、ところどころ、ランビエールさまを彷彿とさせる魅力的なシーンがありました。
第2戦 カナダ大会
* 女子シングル
優勝 ケイトリン・オズモンド (カナダ)
好不調がある選手なので、どうかな?と思いましたが、昨シーズンからの好調を維持してます。
大きなジャンプ、大きな表現に加点がばんばん付いてますね。
フリーのブラックスワンは彼女に合ってるのかな?という気もしますが・・・・・・?
2位 マリア・ソツコワ (ロシア)
総合192点台で2位というラッキーガール♪
ロシア大会や中国大会だったら表彰台に上がれていない点数です。
ショート、フリーともクラシック曲で、清楚で透明感のあるソツコワ選手の個性にぴったり。
ロシアのオリンピック代表3枠目に滑り込めるかな?
3位 アシュリー・ワグナー (USA)
こちらも総合183点台で表彰台です。
さすがアシュリー選手、勝負強い!
回転不足の克服が今後のカギですね。
5位 本田真凛 (ジャパン)
ショートの大失敗が残念!
普通にできていれば2位か3位にはなれたでしょうに。
とはいえ、これがシニアグランプリデビュー戦。
フリーで立て直すことができましたし、成果も大きかったことでしょう。
6位 本郷理華 (ジャパン)
回転不足が、ことに多い印象だったカナダ大会女子シングル。
なかでも本郷さん・・・・・・標的にされちゃいましたかね?
不調だった昨シーズンから、だいぶ調子を戻しているように見えましたが、回転不足だらけで得点が伸びず。
フリーの「フリーダ」は、とってもいいプログラムだと思います。ガンバレ!
9位 アンナ・ポゴリラヤ (ロシア)
ショートはまとめたのに、昨シーズンの世界選手権に続き、フリーで大乱調に。
ポゴさん、またまた、どうしたんでしょう?
こういうことを繰り返してしまうとオリンピック代表に選ばれづらくなってしまうのでは。
大人っぽい独特の雰囲気を持つステキな選手なので頑張ってほしいけど。
* 男子シングル
優勝 宇野昌磨 (ジャパン)
2位に40点以上の差をつける圧勝でした。安定感ありますね!
宇野選手、演技中にも笑顔があったり、出番前にも他の選手の演技を見ていたり、独特のリラックス方法が興味深い。
パトちゃんやブラウン選手より演技構成点が高かった!
ぐんぐん評価も上げてゆづ選手の背後にピタリ、って感じですかね。
2位 ジェイソン・ブラウン (USA)
練習では4回転、降りてるそうですが、本番ではなかなか入りませんね。
でもね、そんなんどうでもいいんです。
ああ、ブラウン選手の演技のような、ひときわ素晴らしいスピンやステップには4回転なみの高得点がつけばいいのに~。
オリンピック後はそっち方向でルール改正してくれないかな?
4位 パトリック・チャン (カナダ)
カナダ大会ではいつも優勝している印象ですが、今回はふるわず。
ショートはパトちゃんの一級品の滑りが堪能できる好プログラムと感じましたが、フリーは・・・・・・。
「ハレルヤ」、ぬ~、あんまり好きじゃないかも(個人の感想です!)。
12位 無良崇人 (ジャパン)
オリンピック3枠目獲得にむけてアピールしたいところだったと思うのですが。
無良くん、大事なところで、こういう崩れ方しちゃうことがありますね・・・・・・。
オペラ座、わたしは好きなプログラムなので次戦に期待します。
第3戦 中国大会
* 女子シングル
優勝 アリーナ・ザギトワ (ロシア)
昨シーズンのジュニアチャンピオンがシニアグランプリ初挑戦で初優勝です!
可憐なルックスに似合わない、ショートもフリーもジャンプは全部ジャンプは後半という強気なプログラム。
前半はスピンとステップだけなので、普通なら間延びしそうですが、質が高く見応えあるので、あっというまに後半になるんですよね~。
ジャンプは、あのメドベ選手をも上回る、ダントツの高難度構成です。
技術点はもちろんですが、演技構成点もかなり出ましたね!
ロシア女子オリンピック出場3枠のうち、メドベ選手とザギトワ選手は内定だな!感がさらに強まりました。
2位 樋口新葉 (ジャパン)
驚くような進化をとげていますね!
ジャンプは安定しているし、なにより表現が昨シーズンより洗練されて格段によくなっています!
ショート&フリーとも新葉さんの良さを存分に見せてくれるいいプログラムですね~。
ルッツ飛ぶ前の待ち時間があとちょっと短くなるともっといいかも。
フリーの衣装は足が長く細く見えるよ~。
NHK杯のさとこさんを見ないとわかりませんが、現時点では日本女子の中で、ちょっと抜けた感があるかも。
ガンバレ!浅草橋の星☆
3位 エレーナ・ラディオノワ (ロシア)
僅差で3位に入りました!
大人っぽくなり表現豊かな演技は素敵ですが、ジャンプの安定感がちょっと・・・・・・。
背がぐんと伸びて、手足が長くなりすぎてコントロールしきれなくなっている印象があります。
4位 三原舞依 (ジャパン)
僅差のくやしい4位。
「中国大会の女子シングルは6戦中一番厳しい!」との前評判通り、大接戦になりました。
ほんのちょっとのミスがあった舞依さんがショート66点台を出しながら7位で後半グループに入れないという厳しさ。
今さらですが舞依さんはカナダに出てほしかったかも。
フリーは伸びやかで柔らかな本来の滑りを見せてくれました。
舞依さんのふんわりとピュアなスケートはあたたかい幸せを届けてくれますね♪
次はフランス大会に出場ですか・・・・・・ザギトワ、オズモンドなど強敵と一緒になりますが、ガンバレ舞依さん!
5位 本田真凛 (ジャパン)
カナダと同じ順位ではありますが、内容的にはずっとよかったですね。
ジュニアでは実績を残した真凛さんも、シニアのトップレベルで戦うにはまだちょ~っと足りない部分があるかな~???
滑走後、巨大縫いぐるみをプレゼントするのが中国の流行りですかね?
「豆本豆」ってなんだろう?
6位 ガブリエル・デールマン (カナダ)
3回転-3回転はトゥループ×2ながら相変わらず巨大で加点がすごい。
昨シーズンの世界選手権銅メダルの自信と風格が漂ってました。
フリーは、ぽろぽろミスがあって伸びず。
それでも充分、高得点なのに6位とは不運でした!
7位 エリザベータ・タクタミシェワ (ロシア)
フリーで3Aに挑戦してくれました!
ロシアのトップ選手はもっと3Aに取り組んで欲しいな~。
彼女も、高得点を出しながらも、7位という不運な結果に。
8位 李 香凝 (チャイナ)
小柄ですが身体能力が高い選手ですね。スピンがきれい!
オリンピックは中国1枠しかないのでジジュンちゃんではなくこの子が代表になるかもしれません。
* 男子シングル
フリーはミスが連鎖してしまい、アーロン選手の176点代が最高という意外な結果に。
全選手が非常に難しい構成で挑んでいるだけに、場合によってはこんな結果になってしまうこともあるんですね。
200点出せる実力がある、ぼうやんとナンデスくんの低すぎる得点にびっくり。
優勝 ミハイル・コリヤダ (ロシア)
ロシア大会では初表彰台、そして中国大会ではグランプリシリーズ初優勝&ファイナル一番乗りおめでとう!
中国大会、ショートは4ルッツ成功&ノーミスで初の100点越え!
4ルッツの高さと質は世界一では?
わたしも大好き♪なコリヤダ選手の端正な滑りは高く評価されていて演技構成点が高い!
これでオリンピックのメダル候補に加わったと言えそうですね。
ショートとフリーと揃えるのが課題かな?
2位 ボーヤン・ジン (チャイナ)
ショートの「グリーンディステニー」かっこいいです!
もはや、ジャンプばっかりのイメージから完全に脱却したと言っていいのでは?
フリーは珍しく大きく崩れてしまいましたね。
ファイナル進出は次戦次第ですね。
4位 ビンセント・ジョウ (USA)
今大会でわたしが一番注目していた選手です。
昨シーズンのジュニアの世界チャンピオンのグランプリデビュー戦です。
4ルッツ+3トゥループ 軸がまっすぐで美しい!
しかもトゥループは両手を上げていて、その手の上げ方がまたキレイ。
フリーは後半にも4ルッツ入れてます!
柔軟性があって、スピンもステップも上手。
これは、また大変な選手が出てきました
クリーンにできれば一気にトップレベルに入ってくる可能性も。
ビンセントくんのキスクラに「どーもくん」の縫いぐるみが。中国大会なのに、なぜ?
5位 ハン・ヤン (チャイナ)
ケガで低迷していましたが、だいぶ戻ってきましたね。
アクセルは相変わらず素晴らしいけど4回転がトゥループしかないのでトップグループに入るのはいまの時代ちょっと難しい。
表現面はすごく向上していて見応えある内容になっています。
あの髪色はギンコ?
7位 田中刑事 (ジャパン)
デカくん、ロシア大会は怪我で欠場とのことで心配しましたが中国大会では元気な姿を見せてくれてひと安心。
ショートはパーソナルベストを更新する素晴らしい滑りでした。
高橋大輔選手を思い出す「ブルース」。難しい曲をしっかり表現してましたね!
フリーはちょっと残念でした。なんでもないところで転んでしまったり。
怪我の影響が多少、出てしまったかな?
パトちゃんとナンデスくん
ベテランと呼ばれる年代になった2人。
オリンピックシーズンのグランプリ初戦はともに表彰台を逃す意外な結果に!
2人ともジャンプが崩れました・・・・・・。
滑りはサスガで、ナンデスくんのフリー「ラマンチャの男」はわたしが勝手に選ぶ今シーズンの男子シングルベストフリープログラムに認定してます。
パトちゃん、珍しく今年はNHK杯に来てくれるってことで、すっごく楽しみにしてたんですけど棄権になったんですね。
ちょ~ガッカリですわ。。。
まだオリンピックまで3か月あるわけですから、いま絶好調でも意味ないので、わたしは特に心配していません。
きっと来年2月にピークをもってくるベテランならではの作戦では!?
このおふたりは評価も確立しているしファイナルに出られなくとも特に痛手ってこともないでしょう。
山本草太くん
ここでぜひ草太くんを取り上げておきたい!
草太くんが、ジュニアのグランプリシリーズや世界選手権で大活躍していた2年前の今ごろ、「ピョンチャン代表はゆづ&昌磨&草太、かな?若手が順調に伸びてきて、なんか、幸せ~♪」と思っていました。
ゆづ&昌磨の活躍はご存じの通りですが、草太くんはケガが重なり、昨シーズンはまるまるお休みする形に。
姿が見えない間も、ずっと気になっていた草太くんの動向。
今シーズンは地方の予選から出場し、勝ちあがって年末の全日本に出場が決定しました!
嬉しい~!!!
ジャンプのレベルはまだ戻ってはいない様子ですが少しずつ上げていければいいよね。
あの、目がなくなる、すてきな笑顔が見られますように。
フィギュアって本当に楽しいですね!
さあ、今週末はNHK杯です。
って、また大相撲九州場所とかぶってる!
日曜日は忙しいことになりそうです。。。
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