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25 2017

段染め刺しゅう糸の難しさ

しばらく涼しい気候が続いていましたが、また暑さが戻ってきました。
身体が涼しさに慣れていたので、ひときわこたえますわ。。。
洗濯ものがあっという間に乾くのだけは嬉しいですけどね。


P1140169.jpg


前回のクロスステッチ(⇒コチラ)で使った段染めの刺しゅう糸。
こんな風に、さまざまな色に染められている糸のことです。


同系色のグラディエーションであることが多いですが、まったく違う色が組み合わせてあることもあります。
国内外の刺しゅう糸メーカーから、さまざまな配色の段染め糸が出ています。


美しく、魅惑的な段染め刺しゅう糸ですが、実はけっこう難易度高めだったりします!


クロスステッチの場合、横一列または縦一列まとめて ///// を刺してから \\\\\ を刺し(逆でも可)、最終的に ××××× になるようにするのが基本です。 
ところが色がどんどん変化する段染めの場合は、ひとつずつ × を作っていかないといけません。


それって、けっこう難しくて!
「え?次、どこにいったらいいの~?」と迷子になることしばしば。
糸の無駄も多めかも。とても裏面はお見せできません・・・・・・。


また、空白?すきま?がある複雑系図案の場合、ちょうど薄い色がそこにきてしまうと見た目ボンヤリして、いまひとつな出来になってしまいます。
ほら、こんな風に ↓
P1140145 (1)



この図案も前回と同じ、遠藤佐絵子さんの本からです。

『クロスステッチで楽しむ きもの模様』
遠藤佐絵子 著 ・ 河出書房新社 ・ 2017.03 




濃いめの色だけが配色されている段染めならいいんですけどね~。
上の画像で使った、パープル系グラデ段染め糸は〈COSMOコスモ(ルシアン)Seasons5025〉ですが、薄い色の部分がかなり多くてね。
ちょうどすきま回りに濃い色がくるように刺す・・・・・・なんて高度なテクがわたしごときにあるはずもなく。


ソーイングも、デザイン性の高いものは無地布を、シンプルデザインなら柄物布を選ぶのがひとつの考え方。
それ自体が個性的な段染め糸の刺しゅうにはシンプルな図案が向いているのだな、という結論に達しました。
すきまのない、まとまった図案の方が段染め糸の美しさもよりひき立つでしょうし。


そんなわけで、これ、プレゼント用だったのですが、あえなくボツに
違う図案に変更して完成させました。
半分くらいはできてるので、自分用の何かに再生させるかな?






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2 Comments

サワらか  

Re: 段染め糸

リッキーさん、こんにちは!

細かいところまで見てくださってありがとうございます。
嬉しいです!

いろいろお褒めくださって恐縮なのですが~。
スミマセン、配色なぞ何も考えずにやってました・・・・・・。
穴があったら入りたい。ミサイルもそこでやりすごしたい。

模様も、リッキーさんのコメントで「お~、確かに、これクローバーだわ!」と初めて気がついた次第でして。
コースターとポットマットのときの段染め糸は極端に薄い部分がなかったので、まあまあ上手くいっただけかも?

段染めの毛糸を・・・・・・ということはリッキーさんは編み物をなさるんですか?!
わたしは編み系はとんとダメなので羨ましい~!

また遊びに来てくださいね☆

2017/08/29 (Tue) 22:10 | EDIT | REPLY |   

リッキー  

段染め糸

こんにちは〜
段染め糸、私は毛糸で使ったことあるかな?くらいですが、前のコースター2点とも、うまく作られてるなって見せていただいてました。クローバーは、輪郭と葉の付け根か、先に濃い色が来るようになっていて、形がしっかりわかるように、立体感も感じるように。考えないで刺すとこうならないですよね!千鳥の方もフチには、薄い色がこないようになってる。おおっです。考えて刺されてるのが、わかります。1本で色の変わる楽しさもあるけど、コントロールできない難しさがありますね!でも楽しそう〜(^^)

2017/08/28 (Mon) 20:05 | EDIT | REPLY |   

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