あるいは、週イチでもきちんと曜日を決めるとか。
わたしの場合、どうもそういうわけに行かなくて。
体調よく連投 ⇒ 不調でサッパリ ⇒ ぼつぼつ ⇒ サッパリ ⇒ サッパリ ⇒ いきなり連投。
どうしてもアンバランスになってしまい、読んでくださる方には申し訳ないなあ、と思っています。
今週は幸い好調なので、バランス悪くても「できるときにやっておこう精神」で更新することにしますね。
さて、本題。
前に、暑い時期に観ると涼しくなれそうな映画として『薔薇の名前』をとりあげたことがありました(その記事は⇒コチラ)。
逆に寒い今の時期、観るとあったかくなれそうな映画を考えてみました。
まっさきに思い浮かんだ「温感ムービー」は、こちら。
* 以下、内容を明かしている記述がありますので未見の方はご注意ください。
『ベニスに死す』(1971・伊仏合作)
ひと夏の恋物語とか、海や島が舞台の映画がくるかと思った?
そーゆー爽やかなのは、ちっとも浮かばないんだ、これが。
こちらは映像が美しい芸術映画として知られている作品です。
もちろん、映画史上最強の美少年も必見!
舞台は暑すぎて疫病が流行っちゃってるベニス。
最高に暑いシーンは、(いきなりですが)ラストです。
主人公の初老の音楽家は疫病に罹ってしまい砂浜のデッキチェアの上で息も絶え絶え汗びっしょり。
西日(?)も暑けりゃ、身体も暑い。ジリジリ、ムワムワ、ジットリ、ムンムン。
美少年の視線を意識してほどこした若返り大作戦の〇髪染や顔の〇粧がとけおちる。
汗とともに顔をつたって落ちていく、黒い筋に白い筋。
あ、暑い・・・。
観ているだけで脇下や膝裏に汗がにじみそうなのです。
もうひとつ、邦画で『犬神家の一族』(1976)も浮かびましたが、うーん、どうでしょう?
これも真夏のお話しで、登場人物が汗をぬぐうシーンが多いのですが、舞台が信州の山の中だし湖のそばなので、意外と涼やかなのかな・・・?
それに、おどろおどろしい惨劇が繰り返されるので、むしろヒヤリ。
秘められた恐ろしい過去にヒヤリ、人の心の闇の深さにヒヤリ。琴・奨・菊じゃなくて、ヨキ・コト・キクにヒヤリ。
やはり、ちょっと違うかも。温感というより避暑映画だね。
ちなみに、この76年版の『犬神家の一族』が大好きで、もちろんDVD完備、しょっちゅう観てます。
市川崑監督の世界観や斬新な映像美にカット割り、今は亡き高峰三枝子さんや岸田今日子さんの迫力演技、ちらっと登場なさる原作者の横溝ご夫妻など、見どころ満載なのよ。
やっぱり金田一耕助は石坂浩二さんでしょう!派です。
あの、有名なセリフをはじめ、ほとんど暗記してま~す。
・・・書いていたら、両方とも、また観たくなってきました。
あったか気分になれるかどうかは、あやしいですが。
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