朝7時、下剤服用開始。
二時間かけて下剤を水で薄めながら飲みます。合計2リットル!!!
がぶがぶ飲むのは厳禁(副作用が出るおそれがある)だそうで、一杯を10分くらいかけてチビチビやるように、とあらかじめ病院で指導されました。
この下剤服用段階から病院内で始める場合もあるようですが、ウチは病院まで徒歩10分なので家でやってます。
この、チビチビ飲むってのが予想以上にキツイです。イッキ飲みできたら、どれだけ楽か・・・。
半分飲んだところで、軽く気分が悪くなり、どうにも進まなくなりました。
このころから

今回の下剤は、ぼんやりしたあまじょっぱいレモン味・・・おいしくない。ヒジョーにおいしくない。
でも、こんなところで挫折するわけにもいかないので、涙目になりながら飲みましたよ。
ちなみに夫のときはグレープフルーツ味、実家の父母は〇カリスエット味だったそう。
母は、この下剤のせいで〇カリスエットが大嫌いになっちゃったそうです。
「薄める用の水を冷やしておくと、まだ飲みやすいよ」との夫のアドバイスでポットに冷水を準備していたのは役立ちました!
結局、飲み終えるのに二時間半以上かかりました。

詳しくは申し上げられませんが、最後の方は「・・・こんな状態になるってことは腸内かなりサッパリしたんだろうなあ」と実感する具合になります。
飲み終えて、二時間ほど経過するとお腹も少し落ち着きます。
そのころには、もう、ぐったり。
くたびれてソファーでウトウトしてたら、あっという間に出掛ける時間になっちゃいました(予約は14:10)。
よろよろと身支度して酷暑のなか10分歩いて病院へ到着。
途中、保育園の園庭の脇でセミの抜け殻を発見・・・て、関係ないけど。
わたしが行った病院は、ほぼ胃と大腸の内視鏡専門の病院です。
夫も(あちこちで内視鏡検査を受けてる健康オタクのスレッカラシ)ここで何度か受診していて、先生の腕がよいので全然痛くないと褒めてました。
この病院のすごくよいところ~。
待合室に置いてある雑誌が、すごくわたし好み♪なの。
「すてきにハンドメイド」、「コットンタイム」に「ナチュリラ」なぞが普通に並んでます。
あとは「京都案内」とか「収納の本」とか。すべてがわたし好み!
この待合室で一日楽しくすごせそうなくらいです。
普通はないよね、ハンドメイド&ソーイング系の雑誌は。
きっと看護師さんに同じ趣味の方がいらっしゃるんだろうと推察します(もしかして先生?一見、クマ

この雑誌のラインナップを見るだけで、少し緊張がほぐれる良い効果があります~。
控室で上下不織布の検査着に着替えます。
下着は全部、取りますが、肌着は着ていてもよい、とのことでした。
経験者の方はご存じでしょうが、この検査着、下のパンツのお尻部分に切れ込みがあり、そのまま検査できるように工夫されています。
ウワサには聞いてましたが、実物を目の前にして興味しんしん。
「これ、自分で作れるかしら?どうなってるんだろう?」といらん観察までする始末。
次回はプリティーな柄のマイ検査着で受けようかしら~? ←いや、断られるって
いよいよ、検査室に入り点滴で麻酔開始です。
わたしは入院も手術もしたことないので、麻酔も初体験です。あ、歯医者さんはあるか。
喉のあたりが瞬間わっと熱くなり咳き込みそうになりました。
ぼよ~んとしつつ、手先や足先の感覚はちゃんとある、微妙な加減が面白い。
つねにどこかしら痛い首筋や肩まわりもスッキリして、温泉に入っているような、いい気分。
これ、クセになりそうなんですけど~。
クマ

寝ながら進行状況を横のモニターで確認できます。
自分のからだの中をリアルタイムで見るのって貴重な経験だわ~。
苦労したかいがあり、なかなかキレイじゃないかと自画自賛です。
麻酔のおかげでほとんど痛みはなし。大腸の曲がってるとこを通過するときだけ、ちょっと痛かったくらいです。
ただ、見えやすくするために空気を注入して腸をパンパンに膨らませて検査するので、その膨満感がキツカッタです。
ひとつだけ、ちっこいポリープがあり、その場で切除ということになりました。
6~7分ほどで終了。
看護師さんに支えられて控えのベッドに移動し麻酔が醒めるまで横になって休みます。
時間はひとそれぞれみたいですが、わたしは45分間でした。
とりあえず終わって緊張がゆるみ麻酔がだんだん醒めていくのが、これまたいい気分~♪
ただ、ずっと深呼吸してないといけなくて、ちょっとサボるとすぐ看護師さんがきて注意されます。
指先に付けられた計器で
この間、検査中に入れたガスがどんどん出ます

休み終えると、まず看護師さんに飴をもらってなめました(血糖値を上げるためだそう)。
サクマのいちごミルクでした。美味しかった♪
立ち上がると、まだ少し雲を踏むような感覚がありましたが、着替えるうちにだんだん元に戻ります。
お世話になった検査着は・・・不織布だし、このまま廃棄されるんでしょうね。
持って帰って研究し、マイ検査着を・・・いえいえ、やめときましたけど。
先生から結果説明を受けて、すべて終了です。
ひとつだけ取ったポリープ(5ミリ)は
訂正↑ 健康オタク氏の厳しいチェックが入りました
ポリープを取ったので今回は検査ではなく「手術扱い」となるそうで。
検査が終われば何でも食べられると思っていたのに、また「うどんかおかゆの刑」になってしまったのはややショック。まあ、当日だけだったのですがね。
しかも言うこと聞かないで、実は鮭おにぎりとプリンを食べたし・・・。ゴルア

そのほか、二日間はお風呂に入れないとか、五日間止血の薬を飲むとかありましたが、まあ、たいしたわずらわしさではありません。
翌日くらいまでガスが出てました

食事は急に増やすと胃や腸に良くなさそうなので、少しずつ戻していくつもりです。
とりあえず、終わってホッとしました!
【追記】結果「問題なし」でした
モニターで大腸のなかを見たときに、見えないところで内臓さんたちはいつも懸命に働いているんだなあと実感しまして。
この人たち(人ではないけど)のがんばりを生かすも殺すも親分のわたし次第、チームとしてもっと真剣に取り組まねば!とカラダに対する意識を新(あらた)にしました。
カラダもだいぶ軽くなりました♪
この一カ月ほど、人間ドック受診から始まり大腸検査がらみの一連の不安バクバク騒ぎ(小心者ゆえ・・・)ですっかり食欲が落ち、人間ドック前のでぶでぶ状態から現在3キロ減です。
この状態を維持したい、というか、あと2~3キロ落としてそれを維持したいな~、と切望してます。
え?すぐ戻るって???
おつきあいいただいて、ありがとうございました。
【大腸内視鏡検査 注意点】
・ 下剤を薄める用の冷水を作っておく
・ 脱ぎ着しやすい服装で行く。髪は束ねる。肌着を用意する
・ 手術扱いになると支払が急に高額になるので現金を準備しておく
・ 検査後、薬が出ることもあるので「お薬手帳」を持参する
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