03 2015

2014-2015 フィギュアシーズンを振り返って (女子シングル編)

外は酷暑ですが、このブログは凍り付いてます・・・なんて。
すっかり時期遅れのフィギュア記事です。
世界選手権をレポしつつ、フィギュア女子シングル2014-2015 シーズンを振り返ります。

世界選手権は上海での開催、初の中国開催の世界選手権です。
ちなみにフィギュアスケートのシーズンは7月からなので、もう新シーズンが始まっています。
文中で「来シーズン」と言っているのは正確にはもう「今シーズン」です。
総括がいくらなんでも遅すぎるんだよ~スミマセン~。

今回、初めてオープニングセレモニーから見ましたが、これがすごく面白かった!
サーカスのようなアクロバットあり、芸術的な氷上プロジェクションマッピング?あり、懐かしい選手やこれからの若手選手の演技あり・・・と極上のエンターテインメントでした。
毎回、こんなスゴイのやってるんでしょうか?
これが、ほぼ行った人しか見られないってもったいないなあ。



さて、女子シングルの実況は小林千鶴さん、解説は元男子シングル選手の中庭健介さん。

過去のメダリストがひとりも出ていないそうで、だれが表彰台に載っても初メダルというフレッシュな大会です。
初出場選手も多く、ジュニアと掛け持ちの10代選手もたくさんいます。
オリンピック後の世代交代を強く感じる大会となりました。
2018年平昌(ピョンチャン)の次の2022年冬季オリンピック開催地も北京に決まりましたしね。
連続アジア開催って、ほんの10年くらい前までなら考えられない展開です。
オリンピックを開催するほどの経済的余裕はいま、アジアにしかない。
これが、今の世界の勢力図なのね。


 エリザベータ・タクタミシェワ(ロシア)
一時、低迷して母国開催のオリンピック代表も逃してしまったタクタミ選手でしたが、見事に復活!
なんといってもショートの完璧トリプルアクセルでしょう~!
飛んで着氷したけど、回転は足りてるの~?なんて心配とはまったく無縁のパーフェクトさでした。
加点が1.57点もついて、このジャンプひとつだけで10.07点も獲得してます!
女子シングルショートの歴代3位という高得点にも納得。
「リスクがあっても女子シングルの未来のために飛ばなければならないと思った」というコメントがかっこいいよね。これで、男子にくらべて長いこと停滞していた女子シングルの技術革新が進むんでしょうかね?
彼女はジャンプのエッジエラーがなくて技術面では敵なし、18歳にして風格あふれる存在感もすごい。
しばらく彼女の時代が続く・・・のかな?でも、ロシアは有望選手がぞっくぞくなので、わかりませんぞ。

 宮原知子(さとこ)(ジャパン)
これは快挙でしょう!うまくいってかな?とうっすら思ってたんですが、こんな良い色のメダルをがっちりつかむとは!
特にフリーの「ミス・サイゴン」はさとこ選手にぴったりの素晴らしいプログラムでした。ボーカルの使い方がドラマティック♪この大成功!で来シーズン以降、「ミス・サイゴン」が「カルメン」や「ロクサーヌ」なみに流行りそうな気がします。
ところで、今年から導入されたグリーンルーム(フリー後半で表彰台に上がりそうな選手が居残りする場所)ってファンサービスの一環なんでしょうかね?選手の素顔をチラ見せしてファンに楽しんでもらおう、ということなのでしょうか?キスクラと中継がつながってるみたいでしたが。
演技が終わってすっかりくつろぐアメリカやロシア選手のなか、端でひとり所在なく靴をしまったりウェアをたたんだりしてるシャイなさとこ選手に目が釘付けになってしまいました。
妻につきあってTV観戦してた夫が「この子は控えめでいい♪」と新たにさとこちゃんファンに。
そんなさとこ選手も試合後のプレスインタビューでは、どうどうと英語で答えていて頼もしかったわ!
これで、すっかり日本女子のエースになりました。来シーズンも期待大です。

 エレーナ・ラディオノワ(ロシア)
優勝候補だったラディちゃんですが、体調不良(38℃も熱があった!そう)もあり、全体的にいまひとつの演技でこの位置になりました。良くない状態で、それでも3位になるのはスゴイことです。
いつものようにニコニコで表彰台に載れたことを素直に喜んでいました。ホントにいい子だ。


枠取りが危ぶまれていた?日本女子ですが、終わってみれば最終組に3人が入る大健闘で、ゆうゆう来年3枠獲得。
ジュニアにも有望選手がぞくぞく出てきていますし、その下のノービスクラスも早くも話題になっている選手も何人もいるので未来は明るいんじゃないでしょうか。
昨年と正反対のことを言ってるな、わたし。一年でごろっと勢力図って変わりますね。

6位 本郷理華(ジャパン)
ショート、フリーともに自己ベスト更新の素晴らしい演技でした。抜群の安定感がすごい。
滑るたびに表現力もどんどん向上しているのがシロート目にもよくわかります。
これで、トップ選手の仲間入りしたことを世界に力強く印象づけましたね。

7位 村上佳菜子(ジャパン)
がんばったと思いますが、評価の高い演技構成点にくらべて技術点の低さが・・・。
ショートの3回転-3回転も一番簡単な組み合わせだし、フリーにはそれも入っていなくて。
すべて成功したとしても、もともと技術点が低いプログラム構成なので表彰台レベルにはおよばないのが残念です。
一念発起して、かつてのオリンピック後の真央選手のように、ジャンプのクセを一から直す気概が欲しいところ。
と、無責任に言うのは簡単だけど、現状レベルを維持するだけでも大変なことなんでしょうね。


解説の中庭さん、選手時代の逸話や現役コーチならではの体験も織り交ぜた解説でいい話が聞けました。
(「選手は試合で成長する。いい試合も悪い試合もすべて糧になる」というエエ話がありました)
ただ、終始ささやくような話し方なので聞き取りづらく途中から少し聞き疲れてしまいました。
「非常に」をやたらと連発するのも気になって・・・(鈴木明子さんも解説で「非常に」を連呼するけど流行りですか?「非常に素晴らしかったですね~」とか何かヘンなんだけど)
やっぱり、杉サマ(杉田秀男さん)きぼーんです。J-sportsサマ、よろしく。


31位 キーラ・コルピ(フィンランド)
コルピさまがケガを克服して世界選手権に帰ってきてくださいました!
ウチの夫はじめ、わたしもそして世界中のファンが待ち望んだ復活です。
リンクに立つだけで鮮烈な存在感を感じさせるのはさすがです。う、うつくしい・・・。
うっとりするような優雅な滑りは健在ですが、ジャンプがひとつも決まらずフリーに進めないという残念な結果になってしまいました。欧州選手権のショートのときはよかったのになあ・・・。
そう、インタビューでご本人が話していたように、悪条件が重なり、いつもより準備が少し足りなかっただけ。ケガをする前と同じようにはいかないそうですが、今後よい状態で練習を重ねて感覚を取り戻しさえすれば元の輝きを取り戻せるはず。
絶対に!今後も演技を見たい選手なので、来シーズン以降の完全復活を祈ります。


さて、初出場組のなかで、わたしが注目したのは、この2選手です。

26位 イベット・トート(ハンガリー)
女子シングル選手として長く活躍したユリア・シュベスチェン選手の教え子です。
コーチとしてシュベスチェンさんもいらしてます。相変わらず美しいわ。
今回はジャンプミスが重なり惜しいところでフリーに進めませんでしたが、スピンはすごく上手な選手。
まだ、16歳なので経験を積んでコーチゆずりのジャンプ力を身につければ、すごくいい選手になりそうな予感がします。

16位 アンジェリーナ・クフワルスカ(ラトビア)
コーチがエネルギッシュ!しかも黄緑色のコートを着こなしてらしてオシャレ。選手以上の存在感です。
ショートのキスクラで「フリーに進めるよマーク」がついたときのコーチの歓喜っぷりが面白かった♪
スピードがあり、ひとつひとつの動きがキビキビしていて小気味よい演技を見せてくれます。3回転-3回転もしっかりしてますし、ジャンプも得意な選手ですね。
小顔でスタイルがよくバレエダンサーを思わせるしなやかさが魅力的です。
欧州選手権では7位、しかもフリーだけなら5位だったという素晴らしさ。
男子ジュニアにもいい選手が出てきましたし、ラトビアは新たな注目株かも。
この選手もまだ16歳、来シーズン以降、大注目です!コーチにも注目してね。


そして・・・この選手の復帰にも触れなければなりますまい。

 浅田真央選手の復帰
復帰のニュースが流れたときのマスコミの扱いの大きさと言ったら!スゴイ注目度ですよね~。
もちろん、真央選手の演技がまた大会で見られるのは嬉しく思います。
でも、これまでのように技術面&演技面ともにトップにいて大会で勝てるのか、となると・・・どうなんでしょう???
優勝した昨年の世界選手権で、杉サマ(杉田秀男さん)が「全部のジャンプが(回転)ぎりっぎり・・・」と解説していたのが強く印象に残っているんですよね~。
もうトリプルアクセルは真央選手だけの技ではないし、ロシア女子軍団の脅威の技術力や、厳しくなったエッジエラー減点、ノーバリュー判定も・・・と、真央選手には逆風の方が強く吹いているかな?と感じるのですが。
ジャンプの回転不足というと着氷のときと思いがちですが飛び上がる前に回ってしまう「プレローテーション」っていうのもあるんですね、最近、知りました~。
ソチ・オリンピックでの感動的なフリー演技と三度目の世界選手権優勝を花道に・・・でよかったんじゃない?という気がしないでもないですが、彼女自身の選択ですから見守りたいと思います。
真央選手のがっかり顔は見たくないので、ホント、いい方向へ行って欲しいです。


そして、もうひとり、今季、復帰予定のオリンピック・チャンピオン、ソトニコワ選手にも期待しています!
megosuriさん、ゴメン!ジ・ジュンちゃん入りませんでした~。




 いずれ【男子シングル編】へ続く



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2 Comments

サワらか">

サワらか  

Re: こんにちは!

サワらか">

megosuriさん

電光石火の早ワザコメント、ありがとうございます!

そうか、お迎えの時間がちょうど・・・。
でも、がっかりしないで~!
きっと「40歳・角界レジェンドの軌跡」とか「お疲れ様、旭天鵬!!」なんてタイトルの特集をNHKでやると思いますよ。

女子シングル総括、お待たせしてスミマセンでした。
男子の方も早いとこ記事を書いちゃおうと、復習のため今日はずっと録画DVDを流してました。
男子の解説は待ってました!の杉サマなのです♪
megosuriさんにも、どうやら「杉サマ」が認知されたみたいで嬉しいな♪
杉サマ解説のフィギュア録画DVDをムリヤリ送りつけたいくらいです。

ウチの夫はジ・ジュンちゃんも好きなんですよ。
もはや「自分にも、あんなカワイイ娘がいたらなあ~」という父親目線なのだと思います・・・。

また遊びに来てくださいね☆

2015/08/04 (Tue) 23:18 | EDIT | サワらかさん">REPLY |   

megosuri  

こんにちは!

サワらかさん、こんにちは。
毎日暑いですね〜。
若の里は地元で発表する予定なんですね。らしい感じです。
相撲がみられなかったのは、忙しいというより、ちょうど保育園の迎えとかぶる時間だからなんですよ〜。
本当に残念で、録画すればよかったです。くよくよしています。

今日は(も)、素敵なタイトルに、おっ、と思って伺ったら、最後で吹き出してしまいました^^;
今季ますますロシア勢、楽しみですね〜。
ご夫君は宮原選手もお気に入りになったとのこと、その方が選んだ妻のサワらかさんはコルピタイプ、宮原タイプのどっちなんだろう〜、と想像しています。

宮原、本郷、そして村上選手、いい演技ができるといいですね。
それから浅田選手、そのまま引退かと思っていたら、復帰しましたね。
ちょっと意外でした。

浅田選手のこととなると、ちょっと理性を失う(?)ようなコメントを聞くことが多いように思うのですが、
サワらかさんはそんなことがなくて、やっぱりサワらかさんだなあと思いました。
それに杉サマもそんな方なんですね。いいですね。

ジ・ジュンについてはまた次の機会にお願いします!
そして男子シングルは、引退しましたがアイスショーに出現したあの選手についてもお願いします!!

2015/08/03 (Mon) 16:21 | EDIT | REPLY |   

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