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18 2012

ブティック社の『洋裁百科』がスゴイ

雨模様で肌寒い10月の木曜日です。
ついこの間まで暑さ対策を考えていたのに、もう冷え対策しなくちゃならないのね。

昨日、撮影した東京駅近くの風景です。ビル群のはざまに浮かぶ秋の雲。
P1040555.jpg

『洋裁百科』(2012.10・ブティック社・¥2,940)を読んでいます。

この本、AB判 (260mm × 210mm) で大型本が多いソーイング本としては、大きさは普通です。
驚くのは厚み。わたしが測ったところ、3.2㎝ありました。全624ページです!
ついでに重さも測っちゃえ。おー、1477gだ!
え~、とにかくヘビー級のソーイング本です。

内容は、よくあるソーイング基礎本の各項目を思いっきり詳しくした感じです。
特に、製図の引き方部分縫いの解説がスゴイ。

オリジナル型紙を作ることを「製図を引く」っていうんですね。
ここまで詳しく載っている本は初めて読みました。

そして…。
ソーイング本の付録の型紙を写すだけじゃなくて、いつか自分で一から型紙を作れたらいいな♪
なんて、うっすらいだいていた幻想が、こっぱみじんに打ち砕かれました…。
人体の立体を二次元に変換するのって、こんなに大変なことなんですね。
分数の計算がわんさか…分度器がいる…理系脳がないとダメじゃ…。

わたしレベルで参考になったのは「型紙の補正の仕方」かな。
☆袖山の近くにハの字にしわが出る → 袖山を高くする
☆後ろ襟ぐりが浮く → 肩幅を動かす
と、わかりやすい図入りで具体的に書かれています。
あ~、この部分がフィットしない、でもどう直したらいいのかがわからない…。
こういうケースが多かったので、これはとても参考になりました♪

そして本全体の半分以上を占める部分縫いの豊富なバリエーション。
襟ぐりと襟の作り方は32種類、開きは27種類、袖は22種類、ウェスト15種類、ポケット28種類…。
めくってもめくっても続く部分縫い…。ただただ、圧倒されます。
こういうのは絶対作らんな…っていうのも多かったけど、読み物として面白いと思いました。

全体的には、洋裁スクールに通った経験があり、基本がちゃんとしている方向きかと。
既製の型紙を使って自己流ソーイングを楽しむ、わたしのようなヒトには不必要な部分が多いかな?
部分縫いに迷ったときには頼りになる一冊かと思いますが。

でも、この本にも載っていなかった…。
前から縫い方を求めて探しまくっているけど、いまだわからない、ある開きの縫い方が…。
それは…。(つづく)




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