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30 2012

魁皇の引退相撲(断髪式)に行きました -後編-

相撲甚句も通常バージョンにプラス、本日限定魁皇特別バージョンが披露されました。
甚句って、つい聞き流してしまいがちですが、ちゃんと聞いているとけっこう面白いです。新発見。
大納川さんとおっしゃる名人が登場。いいお声でした~。

そして魁皇、最後の廻し姿が拝める「ちびっこ力士たちと稽古」のコーナー!
引退から10カ月程たちますが、それほど身体は落ちてませんよね。特に後姿はそのまんまでしたよ。
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この日のちびっこ力士たちは、ヤル気まんまんモードでした。
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ああ、でもこれが土俵上の魁皇の見納めだったんだ、と思うと今になってしんみり…。

そして十両力士の土俵入り、初切(しょっきり)、取組と続きます。

初切もいつも同じかと思うと、ちょっと構成が変わっていたりします。
お客さんをどう楽しませようかと常にネタを考えてくれているのでしょうか?

そして…またまた相撲見物のお楽しみ、花道かぶりつきで見物。
→力士が土俵に向かう東西の花道のすぐ横で見物すること。

ホントはいけないことなのだと思います…通路に立ち止まるカタチになるので。ごめんなさい。
まあ、でも、よほど迷惑にならない限りは許されている?(ような気がする…)。
そういう、ゆる~いところがまた相撲見物の魅力なのです。

入り待ちとは違って、ここでは廻し姿になり勝負を目前にした力士たちの気合いの入った様子が観察できます。
わたしはここから見る力士の姿が一番好きです♪
通路を行く方々の邪魔にならないよう、細心の注意をはらいつつ、かぶりつきます。
本場所では十両土俵入り前にキュロットスカートの警備のお姉さん方がいらして席で見るよう優しーくうながされますが、今日はお姉さんたちがいない!チャ~ンス!

本場所であれば緊迫した空気が張り詰める花道奥も今日は和気あいあい。
談笑する双大竜関(左)と武州山関(右)、奥は人気者の高見盛関。
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とっても楽しそうな、関(奥)と隆の山関(手前)。
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関取と花道でハイタッチしているお客さんもたくさんいますよ~。なごやか。

館内を一周して席に戻りました。
途中で富士東関に遭遇。富士東関もかわいいけど浴衣がとってもかわいい。
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売店は長蛇の列!名物の焼き鳥、食べたかったんだけど…諦めました。
今日だけの限定グッズもありました。
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土俵の真ん中で髪結いの実演。モデルは同部屋の後輩、魁聖関です。
床山さんの手際の良さはさすが。もっと近くでじっくり見たかったなあ。
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そして…ついにこのときが。いよいよ断髪式です。黒紋付の魁皇が登場。
魁皇の左後ろは元総理の麻生太郎氏。
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なんと350人もの人がハサミを入れるそう。魁皇の人徳ですね~。
刈谷アナが次々と氏名を呼び上げます。なぜか刈谷アナのお兄さんもいました。
魁皇のお父様はじめ、故郷の直方から見えた方もたくさん。

…全員、終るまで一時間半くらいかかりました。
魁皇と、ずっと立っていた行司さんも大変だったと思います(暑かったみたい)。
わたしは真面目に全部、見てしまい疲れ果てました。
一般人は、ここで一息入れるのがオススメ。場内探索とか相撲博物館見学とかするといいかも。
二階にあるカフェのソフトクリームは美味しいですよ。特製プリクラもあるよ。

最後の方に、同期の元横綱・曙元横綱・貴乃花登場で盛り上がります。
魁皇はすごい人達と戦ってきたんだなあと改めて思いをはせます。
横綱・白鵬と…。
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力士会代表で大関・琴奨菊も。
ショーギク、あとは頼んだぞ!
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最後は師匠の友綱親方が大銀杏を切り落として終了。
場内は魁皇コールに包まれました!
…刈谷アナが上手に盛り上げるんだもの。みんな魁皇が大好きなんだよね。かつて、これほど愛された力士がいたでしょうか…。
長い間、お疲れ様でした。楽しませてくれてありがとう。魁皇が右上手を取ったときのワクワク感、忘れません。
思い出すと、またホロリ…。
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いったん、引っ込んで、髪型を整えてまた登場かな?と思ったのですが、魁皇はこれっきりでした。
新・髪型は帰宅後、ニュースで見ました。オールバックでしたね!

プログラムはその後、横綱綱締め実演、櫓太鼓打分実演、幕内力士の土俵入り、取組と続きます。
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土俵入りで豊真将関が赤ちゃんと一緒に登場!いいね、こういうの♪
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取組は緊張感がなさすぎてイマイチです。
夫が相撲の型を演じているみたいだな、と言ってました。確かに。
ほとんど決まり手は「寄り切り」だし。
それも相手が土俵下に落ちないように加減した「やさし~い寄りきり」ばっかり。

倦怠感が満ちる場内をKYしたのか、途中から刈谷アナが中継をしてくれたのは、よかった!
さすがにアドリブ利きますね!力士にも丸聞こえの解説って面白いですよね。

そんな中で光ったのは、土俵に大きく転がった雅山関と見事な足技を決めた時天空関、アミー(安美錦関)の土俵際の技術力。これぞ、プロ!と感服つかまつりました。

おしまい。
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みなさまもぜひ、大相撲をナマで見て、その魅力に触れてくださいませ。




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