電車に乗ってぼんやり窓の外を眺めていたら、其処彼処に桜や菜の花が!
ここのところ、不調で閉じこもりがちだったので、まったく気が付かなくて…。
もう、春につつまれていたのですね。
そして…朝より午後の帰り道の方が、さらに咲いていました。
ぐんぐん咲くんだなあ。
ぽっ…と、ココロが明るくなりました。

さて、東京マラソン観戦以来、どうにも自分の不健康ぶりが気になっています…。
いい季節になってきたことだし、マラソンは無理でもウォーキングとか、した方がよくないか…などと、けそけそ考える日々…。
そんな中、ふと目にとまった本…
『禅的ランニング』(Lally Shapiro 著 、坂本マリ 訳 、道出版株式会社、201102)です。
「禅」と「ランニング」という不思議な組み合わせが気になり、手にとってみました。
著者は、豊富なマラソン経験を持つアメリカの大学教授の方。
禅の教えを生かしてランニングに取り組むことで、様々な問題をポジティブに解決し、ひいては人生そのものに平穏と調和をもたらそう、というスバラシイ内容です。
アメリカNBCのドラマ「life 真実へのパズル」でも、主人公が冤罪で刑務所にいる間、「ZEN」を愛読していましたし、アメリカでは禅の考えは広く受け入れられているみたいですね。
「禅」と聞くと、難しいのでは?と、身構えてしまいがちですが、とってもわかりやすく書かれています。
寒い朝、ランニングをサボりたくてたまらない気持をどう克服するか、子供の世話や家事とランニングの時間を両立するには、パートナーとどう折り合うか、など、実に身近な問題が取り上げられるので、興味が尽きず読みやすいです。
…読んでいて、これはランニングに限らず、いろいろ応用できるのではないかと思いました

禅的ウォーキング
禅的ガーデニング
禅的クッキング
禅的ハウスキーピング
そして、禅的ソーイング!
例えばね…
「やりかけの縫い物がある。明日は時間がとれないのでミシンができない。早く仕上げたいのに。イライラ

これを禅的ソーイングの考え方に当てはめますと…
* 時間がとれない → 最低1~2時間は空き時間がなきゃミシンはできない(という考えにとらわれている=執着)
* 忙しいが30分なら時間がとれる → 30分でもしようと思えばミシンはできる(という選択肢を発見した=気づき)
「やりかけの縫い物がある。明日は忙しいが30分ならミシンができる。完成に少し近づくことができるだろう。ウキウキ

何か楽しいな♪
こういった考え方を身に着けるにはだいぶ練習が必要でしょうが、慣れれば心身にいい影響がありそうですね。
特に心配性で悪い方へ物事を考えがちなわたしには効果があるかも。
禅的ソーイング、取り組んでみましょうか!
(そもそもの目的は忘れていますか…ね…ハイ…)

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